Beauty  salon VERBENA 三重県名張市   高原生樹建築設計事務所

   

 ダンボールアート作品          母の思い出  この一品

 

商店建築掲載

素材で透明感&浮遊感を創出

通りにアピールするバーチャル空間

都市計画道路により買収された残りの敷地は奥行き4.5m、間口17.5mとなった。駐車の苦手な女性客が車で来ることを前提に1階部分は全て駐車場とし、美容室と一部テナントを2階部分に計画した。1階部分を全て駐車スペースとするため、スパン17mを2階部分の階高を梁成とするトラス構造とした。更に部材はH形鋼の梁成40儖米發烹桶天井部分の設備を全て納められるように上弦、下弦材を決定し、斜めのラティス材を使い全体をリズミカルに表現した。意匠的なものをできる限り排除することで、単純な構造がこの建物のデザインを決定付けた。
室内は奥行き3.6mとなった。限られた空間をできるだけ狭さを感じさせないようにと仕上にガラスを多用し、その映り込みによる奥行き感を利用した。セットブースと着付け部分のパーティションは乳半フイルム貼りガラスで高さ1.6mに抑え、シャンプーブースとセットブース部分は間仕切を兼ねた収納家具で高さ1.2mのカラーガラス張りとし、トイレの間仕切り壁はスモークミラーガラスとした。
外壁に用いた全面ハーフミラーガラスは内部仕上げの全面張りとともにバーチャルな空間を作りだしている。昼から夜にかけて逆転するバーチャル空間は、道行く人の目を店舗内部に引きつけ、店舗内の人は映し出された内部空間で道行く人の存在を一時忘れる。ミラー効果によるクリスタルな左右2個の立方体をトラスのフレームが包み込む浮遊感は男性的なトラスに対して女性的な透明感となった。内部の仕上はガラスと御影石のみとなったが、ガラスのいろいろな表現方法によって清潔さとソフトな感じを表現出来たのではないかと思う。               <高原生樹>
オーナのひとこと
旧店舗前の道路の拡張工事が実施されるまで、ごく一般的な美容室として30年営業してきました。小さくなった敷地に計画した総ガラス張りの2階建てのコンパクトな建物は、通りから結構目立ちます。長い間、固定客中心の ”守りの営業” でしたが、新しい店舗になって一見のお客様が一日に2,3人は来られ、思いがけず新規顧客開拓にもつながっているようです。電話で予約制で営業しているのでお断りするケースも多く、早急にこの対策を考えねばなりません。また総ガラス張りの店舗デザインにはお客様にも好評で満足しています。     <玉置喜宣>
■「ビューティーサロン バーベナ」 データ
三重県名張市平尾3166−6
Beauty salon VERBENA Hirao Nabari-shi Mie  Designer  Seiki Takahara
設計/高原生樹建築設計事務所 施工/倉口建設 西尾実 里中伸弘 内装/ショップエノモト 榎本明雄
工事種別 : 一戸建て 新築「
用途地域地区 : 商業地域
容積率 : 制限80%>実効76.54%
容積率 : 制限400%>実効145.37%

構造と規模 : S造 地上2階建
敷地面積 : 88.84屐〃築面積 : 68
床面積 : 1階68屐。桶61.15屐々膩廝隠横后ィ隠記
工期 :1995年6月1日〜9月30日
施工協力 : 空調・電気設備/逸光電気商会 給排水・衛生設備/中勢設備工業 サイン/アート工房
■営業内容
開店 : 1995年10月10日
営業時間 :午前9時〜午後6時 従業員 :2人
定休日 : 月曜日 第1日曜日 第3火曜日
電話 : 0595-63-3178 経営者 玉置善宣
主な設備 : セット台4台 シャンプー台1台
客単価 : 5500円 1日延べ来客数 : 10人
主なサービスと料金 : シャンプー600〜900
パーマ4300〜9500 カットブロウ2500〜3500
カラーリング4500〜7500 着付け3500〜5500
■主な仕上材料
屋根 : デッキプレート下地合成ゴムシート貼
外壁 : ハーフミラーガラス t10 (旭ガラス)
外部床 : 2階ホール階段/合成ゴムタイル t 4貼り(コンフォートスクエア/日東商会)
床 : コンクリート下地御影石貼400角 (ミツヤ商事)
壁 : スクリーン/ガラス t 10乳白フィイルム貼
天井 : 軽鉄組PB t 12 クロス貼
什器 : シャンプーチェア&ドライヤー(タカラベルモント)