奈良市都祁吐山町                                                         高原生樹建築設計事務所

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House NAKAYAMA Yamazoe_Mura Nara Prefecture

敷石屋根の家  
中山邸 奈良県山辺郡都祁村
設計 高原生樹建築設計事務所
施工 丸栄建設

山々に囲まれた農山村にある民家に接続して建てられた住宅である。既存の伝統的な木造住宅に対して、コンクリート打放といった現代の建築手法を用いて同調はさせるかがテーマとなった。
緩勾配の自然石敷き込みの屋根は、周辺の環境にもよくとけ込み、又大きく張り出したバルコニーと共に水平線を強調している。

周辺環境・敷地
周辺を山と田畑に囲まれ,付近にも民家が点在する農山村である.奈良市内まで車で30分程度で通勤できる距離でありながら,昔からほとんど変わることのない環境と広い敷地に建てられた民家は,住む人の人柄を窺わせる.周囲をすべて田畑に囲まれた敷地は,南面する道路より一段低くなっている,東側は石積みのせせらぎに接し,西側は2階建ての木造瓦葺きの民家に接続する.

依頼主の要求
既存の木造住宅と新築する部分とは外見上うまく調和した建物とすること.東側を除き敷地が周辺地盤より低いので,排水と建物内の湿度について考慮すること.既存住宅の内部,特に台所・居間が暗いので,新築部分については周辺の自然を十分内部に取り入れ明るく,しかも夜室内から星空が見えるようにするということであった.

日本の民家は主にグレーと自然を素材にした色を基調にしていることから,外壁については横目地を通し,コンクリート打放しのままとした.屋根については既存瓦葺屋根に調和できる材料として,防水押えと兼ね自然石を敷きつめた.コンクリート打放しの外壁と緩い勾配の自然石敷込みの屋根は,周辺の環境にとけ込みまったく異質な感じを与えない.敷地が周囲より低くなっていることについては南半分を地盤面より1m高くし,台所・居間の下を駐車スべースとした.内部は吹抜けのホールとトッブライトで建物を南北に分割し,明るくゆったりとした空間とし,しかも外部との区別をできるだけなくすようにした.全体で4分の1以上の面積を占めるホールおよび玄関は,室としての機能は少ないが部屋相互を有機的に結びつけている.

股備
ここでは山が近く新が豊富に入手できることから給湯と暖房については,薪と石油混焼ポイラーを依頼主の希望により採用した.居間については,特にポイラーからの給湯による暖房とファイヤ―ブレースの両方からの暖房としている.

平面・断面・立面計画
玄関に入ってきた人は,まず最初に南北に分断するトップライトのホールから東に両する山を意識し,つぎに空を見上げる.南に面する居間はテラスに続き,テラスは居間の一部分となる.スキップするホ―ルは部屋相互の移動に楽しさと変化する空間を感じさせる.太陽光線はホールの表情を時間と共に変え,照明をすべて消し去つた夜でさえ,澄んだ山の空はすぼらしい星空を見せる.サンテラスから続くスキップする敷石屋根は勾配が緩いのでちェっと歩きたくなる.
(高原生樹)

■敷石屋根の家
所在地 奈良県山辺郡 主要用途 専用I主宅 家族構威夫婦+子供2人

設計建築 高原生樹建築設計事務所
担当/高原生樹 山口順― 高原絹子
構造 高原生樹建築設計事務所 担当/高原生樹
設備 乾設備設計 担当/乾良雄 家具 高原絹子監理高原生樹建築設計事務所
施エ 建築 丸栄建設担当/芝原幸万 設備 菊屋商店電気 新里電気 家具 永田工製作所画積
敷地面積 235.22m・
建築面積122.18m・
延床面積 l46.00
地下1階 4.40
1階 110.28
2階 31.32
規模 地下1階 地上2階
寸法
最高の高さ6,218In
軒高 4.22m
地域地区 無指定
道路幅員 西2.5m 南1,5m
駐車台数 2台
構造
主体構造 鉄筋コンクリ―ト壁式構造
基礎 鉄筋コンクリ―ト布基礎

外部仕上げ
屋恨 アスファルト防水露出工法 自然石敷込み外壁 コンクリ一ト打放L塗料合板型粋 建具 アルミサッシュt電解着色) (不二サッシ)

内部仕上げ ホ―ル
ジュ―タン敷込み (アングレ―ヌ/東洋リノリウム) 壁 コンクリ―ト打放L塗料合板型枠 天井 コンクリ―ト打放L塗料合板型枠

居問・台所
床 ハ―ドウソドフロア (ランチブランク/日東紡) 壁 クロス貼り(川島織物) 天井 PB下地 クロス貼り(マッョシ)

寝室
床 ジュ―タン敷込み(アングレ一ヌ} 壁 クロス貼リ天井 PB下地 クロス貼リ

予供室
床 ジュ―タン敷込み (カロッティ/住ノ江) 壁クロス貼り (キポ―クロス) 天井 コンクリ―ト打放しバ―ライト吹付け(キクスイ)
設計期間 l981年11月ー1982年6月
工事期間 1982年9月―1983年3月

主な使用機器
湯沸器 イソライト混焼型温水ボイラ― 暖・冷房機器・ボイラ一イソライト厨房機器 大沢 ポ―ゲンポ―ル 換気扇 ナシコナル便器・洗面器・バスタブ TOTO シャワ―・セット・シンク TOTO 照明器具 ヤマギワ 建築金物 ユニオン建具 不二サッシ
エ事費
建築 25.800.00u円 空調 920.000円 衛生 1.690.000円電気 2.100.000円 合計 30.510.000円